2021年3月11日 日刊ゲンダイデジタル ADHD抱える現役能楽師が明かす「『俺の家の話』は私の話みたい」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/286217
2016年 1月1日 京都新聞 私のキーワード
2013年 10月16日 河北新報
2013年 6月1日 金剛流能楽師 今井克紀特別講義「能の魅力を知る」
詳しくはこちらまで(※外部サイトに繋がります。)
2012年 8月7日 子供向けの能楽体験教室~能と出会う~ 仙台八本松児童館
2010年2月25日 京都新聞 滋賀版
2009年8月16日 京都民報
2009年2月8日 守山新聞
2009年2月5日 朝日新聞 京都版朝刊
2009年1月20日 朝日新聞 滋賀版 朝刊
2009年1月15日 にゅーす もりやま
2008年3月23日 守山市民新聞
2008年2月24日 守山市民新聞
2008年2月3日 守山市民新聞
2004年4月19日 産経新聞 夕刊
能「東北」 シテ今井克紀 和泉式部の霊を優雅に舞う 於 金剛能楽堂
(写真 古厩正樹氏)
産経新聞の記事を一部を省略して掲載させていただきました。
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「東北」 艶やかに和泉式部
文 安本寿久氏
(前略)『東北』は、才色兼備を謳うわれた和泉式部が梅の香りの中で登場する。
東国から都に上って来た僧が東北院を訪ね、庭の梅に見とれていると、若い女性が現れて「和泉式部が植えた軒端の梅」と教える。
中入り後の後場では、和泉式部の霊が現れ、藤原道長が門前を車で通りかかった際に詠んだ和歌の功徳で、
歌舞の菩薩になったことを話し、寺の風光や仏法などをたたえて優雅に舞うという筋だ。
先週、金剛能楽堂(京都市上京区)で行われた「今井後援会能」ではシテ方(主役)は
前場、後場とも初々しい女面の小面を掛けた。(中略)
この日は、艶やかな和泉式部がすべてを昇華させ、花になりきった典雅な姿として演出されていた。
(後略)
1998年10月 仙台地元誌「仙台っこ」
「未知の場所で自分が初代になったつもりで」と仙台お稽古場開設にあたっての強い抱負が語られています。
1998年5月27日 京都新聞
内なるもの、
日本的な心の豊かさを
同世代の人々に伝えたい。
舞台が好きなんです。だから、家を継ぐとか継がないとか、古い家にありがちな葛藤はなかったと思う。
ただ、変声期のとき、ちょっと別のことに夢中になったことがあります。ロックバンドでギターをやっていたんです。
でもこれも、自然な心の流れでした。能への反発なんかではなく、それくらいの年齢の子どもなら誰もが抱く興味といったところ。
能は、僕の生涯の仕事になることが分かっていたので、好きなことを今、やっておこうと思ったんです。
その、洋楽のリズム感は能の間や謡の呂律や抑揚とも無縁ではないと気づくのは、もっと後になってからでしたが・・・。
今、少しずつ若い人にも能が新鮮な芸能として受け入れられています。その理由が何であるのか僕には分からないけれど、
あまりにも理にかない過ぎた、あるいはあまりにもさらけ出し過ぎた文化の、その反動ではないかという気が同世代の人間として感じるのです。
「秘すれば花」という世阿弥の言葉はあからさまの逆の芸。
内なるものに向かおうとする若い人々の心情の表れではないかと思っています。
以上、京都新聞1998年5月27日(水)夕刊から転載させていただきました。